ご購入になる前に

くーる&ほっとでは、お客様に弊社のシルクボディタオルの特徴や注意事項について納得の上、購入・使用いただきたいと考えております。通常のボディタオルよりも高いシルクボディタオルを購入いただくにもかかわらず商品に納得いただけないお取引を避けるためにも、くーる&ほっとで知りうる情報を開示しております。少し長いですがお付き合いいただけると幸いです。

シルクには100%純国産絹を使用しています

シルク製品は、もちろん絹糸を原料として作られていますが、その絹糸のほとんどが輸入品です。シルク製品全体の流通量から考えれば「純国産絹製品」は1%にも満たない本当に希少なものです。

私達が取り扱っているシルクボディタオルはシルクは100%、蚕の飼育から国内で行っている純国産シルクを使用しています。

私たちの取り扱っている製品で使用しているシルクは、群馬県で開発された群馬県オリジナルのブランドシルク「ぐんま200」を100%原料として使用し、その原料を碓氷製糸工場で製糸し、その絹糸を用いて桐生市やその周辺地域で織りや編みなどの加工・仕上げを行い、出来上がった製品を桐生市の私たちが皆様にお届けしています。正に群馬オリジナル商品です。

また、本製品のこだわりは美しい「生糸」を使用しているところです。(絹糸の種類には「絹紡糸」や「きびそ」等もありますが、これらは「生糸」が作れなかった繭(くず繭や品質が安定していない繭の外側)から作られる糸ですが、「生糸」はチリやゴミが含まれず、品質が一定に保たれた絹本来の美しさと機能性を併せ持つ糸になります。

一般的なボディケア用品に使用されるシルクは「絹紡糸」が安価なためよく使用されていますが、「絹紡糸」で作られた製品はコットンのような肌ざわりで絹の輝きが鈍く、ゴミが含まれく少し茶色がかった色になってしまっている商品が見受けられます。)かさを増すためなどに「輸入シルク」や「絹紡糸」を一切混入していないため、日本の絹本来の機能性と美しさを感じていただける商品になっています。

アトピーの方には積極的にお勧めしておりません

シルク製品は動物性たんぱく質が主原料となるためアトピー協会からは推薦品としての認証は受けられません。アトピーとアレルギーは密接な関係があると考えられています。動物性たんぱく質は、アトピー性皮膚炎の原因となるアレルゲンになりえるからです。実際、シルクアレルギーの方はいらっしゃいます。

多くのシルク販売店がアトピーの方向けに商品を販売しておりますが、くーる&ほっととしてはアトピーの方々に安易にシルク製品をおすすめできないと考えております。

ただし、シルクアレルギーが無いことを前提にシルクだけを見れば低刺激、適度に保温・保湿してくれるとともに美肌に役立つシルクプロテイン繊維で構成された素晴らしい製品です。さらに、私たちが使用している生糸は碓氷製糸にて独自の技術によりホルマリンや防腐剤を一切使用しない製糸技術で作られています(繭から糸を引いて糸を作る 製糸工程では、繭から糸を解きやすくするために繭を煮立てます。煮立てた繭は非常に腐敗しやすくカビも生えやすいため、通常はそれを防ぐためにホルマリンや防腐剤を使用します)。そのため、お年寄りまで心配なくお使いいただけるシルク製品です。

もし、肌荒れにお困りの方や皮膚が弱い方が使用するのであれば弊社のものは比較的適しているとは思われますが、ご使用を検討いただける場合は、シルクアレルギーではないことを確認の上ご使用いただけると幸いです。

泡立ちは弱い方です

化学繊維とくらべてシルクのボディタオルは泡立ちが弱いです。理由は天然繊維は石鹸の油分を吸い取ってしまうためです。

また、特に「生絹の肌しずく」ネットロウシルクボディタオルは、石鹸のアルカリによって粘性のあるセリシンが溶け出てくるため、一度泡立てたとしても時間が経つと泡が無くなってしまうことがあります。泡で洗うというよりも溶け出たセリシンを体に馴染ませるように体を洗ってください。

「練絹の肌きらめき」羽二重あかすりは、体を湯船にゆっくりとつかってお肌を温めてから石けんをつけずにご使用ください。肌を撫でるように使用いただくと角質が取れていきます。洗い心地の好みによって石鹸を付けていただいても良いですが、布が薄く空気を含まないためあまり泡立ちませんのでご了承ください。

「練絹の肌きらめき」綿シルクボディタオルは、泡立ちを改良しているため普通のボディタオルとしてお使いいただけますが、それでも泡立ちが弱いと感じる方はいらっしゃいます。

泡で洗うというよりもシルクの繊維(フィブロイン)で汚れを取ったり、セリシンでうるおいを感じていただく製品であることをご了承ください。

使用後は風通しの良いところで乾かしてください

シルクは天然の繊維のためカビに好まれます。特に私たちが取り扱っているシルクは国産の良質なシルクでありホルマリンのような防腐剤を使用していませんのでカビにとっては好条件となります。

特に保湿効果のあるセリシンをそのまま残した生絹やきびそ製品は特にカビを繁殖させてしまう危険性がございます。

ボディタオル使用後は、カビの餌となってしまうと思われる皮脂や石鹸をよく洗い流すようにし、よく乾かすようにしてください。

繊維は劣化いたします

シルクプロテインのセリシンは洗うたびに溶け出し、フィブロインはささくれが多くなります。数十回使用いただくと最初の生地の状態と異なり、張りが無くなり色が変わったりします。特に「練絹」製品を利用し続けていると黄変することがございますが、これは生地の劣化のためです。

くーるあんどほっとでは、「生絹」製品のようなセリシンの保湿効果を期待して使用する製品は2-3か月程度、「練絹」製品のようなフィブロインの角質ケアを期待して使用する場合は3か月程度で新品に交換いただくことをおすすめしております。

塩素系洗剤・塩素漂白剤は絶対に使用しないでください

絹はタンパク質でできています。塩素を使用するとボロボロになります。
アルカリ性洗剤の使用もたんぱく質が溶け出しごわつきの原因になるためお勧めはできません。

黄変等により漂白したいと思ったとしても、石鹸などで洗う程度にとどめ、そのままお使いになることをおすすめいたします。